生活習慣

美容・健康・冷え性解消に最適!正しい半身浴の方法

健康や美容に良いとされる半身浴ですが、ただ半身だけ湯に浸かるのではなく、全身浴と違う点や注意すべきポイントがいくつかあります。

今回はそれら半身浴の際の『お湯の温度』や『お湯の量』、『お湯に浸かる時間』、『半身浴中にすること』など、半身浴の効果的な方法についてお教えします。

是非参考にしてみてください。

半身浴の効果について

ただ漠然と“健康や美容に良さそう”という理由で半身浴をするのではなく、
「何を目的に半身浴をするのか?」ということについて明確にしておくことは大事です。

そこでまずはじめに、
前回お話しした『半身浴の真の効果』について、
軽く振り返っていきます。

半身浴で得られる効果は主に以下の5つが挙げられます。

  • 冷え性改善
  • 美肌効果
  • むくみ改善
  • 疲労回復
  • 快眠効果

また、一般的に半身浴は「ダイエットにも効果がある」と思われていますが、
実際は脂肪燃焼には極めて効率が悪く、現実的ではありません。

これらのことについて、詳しくはこちらをご覧ください。
半身浴にダイエットできる程の消費カロリーは無い!半身浴の真の効果とは?

半身浴の効果的な方法

では、本題の半身浴の方法に入ります。

以下の6つのポイントについて順番に見ていきましょう。

  • お風呂の温度
  • 湯船の量(身体の浸かる位置)
  • 半身浴を行う時間
  • 上半身を冷やさないようにする
  • 水分補給する
  • 半身浴中に何をすべきか?

お風呂の温度

温度

お風呂の温度は“38~40度”が適温とされています。

しかし、この温度はわざわざ厳密測る必要はなく、大雑把に考えて構いません。

38~40度が半身浴に適温とされているのは、
十分“身体を温めること”が出来、かつ“長時間”湯船に浸かるのに苦痛がないためです。

つまり水温が低すぎたり、高すぎたりすると何が悪いのかというと、
『身体が温まらない』または『長時間入ることが出来ない』という事になってしまうからなのです。

なので、「この温度ならいつまででも入っていられる」と感じる範囲で、
できるだけ高い温度にするのがポイントと言えます。

ただし、「少し温(ぬる)すぎたかも」と思っていても、
意外と長時間湯船に入っていたら体が温かくなって汗をかきますし、

「適温かも」と思っていても、
長時間入っていれば意外と苦痛に感じるものです。

この部分は、適宜調整していきましょう。

湯船の量(身体の浸かる位置)

次に、湯船の量について、
つまり身体のどの程度までお湯に浸かるべきかということについてです。

全身浴に対して、半身浴のメリットといえば、
“長時間お湯に浸かれる”ということの他に、
“水圧の負荷を心臓にかけない”という事が挙げられます。

なので湯船の水位は、
少なくとも心臓の位置よりも下にくるようにしましょう。

また、実際に半身浴をしてみると分かりますが、
腰の辺りから下が温まれば割りと全身温かくなるものです。

このことについても「心臓が浸からないギリギリまで…」と考えずに、
適当に「おヘソから胸の間くらい」という感覚で構いません。

半身浴を行う時間

半身浴を行う時間

半身浴を行うのは、“20分程度”がよく推奨される時間です。

冷え性を緩和する目的なら、
この程度で大丈夫でしょうし、
物足りないようでしたらその都度時間を増やしましょう。

他の健康や美容のためにやっている場合でも、
長くやればやるほど効果があるというものでもありませんし、
20分程度を目安にして下さい。

それ以上の長時間行うと、

  • 湯船が冷めるに従って身体も冷める
  • 水分の排出量が多くなる

という2つの問題があります。

まぁ、お湯を温めたり、水分補給すれば済む話ですけどね。

上半身を冷やさないようにする

半身浴をしていると、
上半身は湯船の外なので冷えてしまうことがあるようです。

これについては私個人としては冬場ですら全く感じないのですが、
結構見かける情報なので一応ポイントとして挙げます。

私の場合は、風呂場が小さかったり、
きちんと密閉しているおかげかもしれませんね。

一般的に、上半身を冷やさないためのポイントとしては以下のことが挙げられます。

  • 上半身を濡らさない(気化熱を防ぐ)
  • 湯船になるべく蓋をして水温を保つ
  • 上半身はタオルなどで覆う

上半身が冷えるようでしたら風邪を引く恐れもあるので、
きちんと対策をしましょう。

水分補給する

水分補給する

上述しましたが、
長時間半身浴を続けていると汗で水分の多くが排出されてしまいます。

その量は自分が想像するよりもはるかに多い量なので、
注意が必要です。

体質や水温などによって大きく異なりますが、
具体的には、私がボクシングの減量のために半身浴をしていた頃は、
“30分~1時間で1Kg”程度の汗をかいていました。

半身浴の前後、又は半身浴中に水分補給をするよう心がけましょう。

半身浴中に何をすべきか?

最後に「半身浴中に何をすべきか?」ということについてお話します。

このことについてですが、
個人的には『一番気が紛れてリラックスできること』をするのをお勧めします。

20分という時間は結構長いですからね。

何かしら防水仕様のグッズがあれば重宝します。

  • 本、雑誌
  • 携帯
  • 浴室用テレビ
  • 音楽プレイヤー

などが一般的でしょう。

あとがき

以上、半身浴の方法でした。

今回半身浴のポイントを色々述べてきましたが、
この記事の論調からわかると思いますが、割りと大雑把で構いません。

冷え性を改善したり健康や美容のために“血行を良くすること”が目的ですが、
結局は単純に『身体をしっかり温める』ことに帰着します。

どうしたら身体が温まるかなどは、ある程度なら誰しも体感で分かるものですし、
どの程度の時間、水温で体があたたまるのかなどは個人差があるものです。

半身浴をやったことがないなら、
調べるよりもとりあえず自分なりの方法で試してみるのをお勧めします。

著者プロフィール
テク

テク

元ボクサー/ダイエットアドバイザー
試合の度に2週間で6Kgの減量をしていた元ボクサー。 元来の『食べることは好きだけど面倒な運動は嫌い』という性格がたたり、引退後は10Kg以上増量。 正しいダイエットの知識を身に着けた今では、毎日好きなものを食べて体脂肪率10%台前半を維持。 Twitter(@yasetech)ではダイエットに役立つ情報を配信中。
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