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朝or夜?ウォーキングの効果的な時間帯はいつ?

朝or夜?ウォーキングはいつするのが効果的?あなたに合った時間帯を教えます!

ウォーキングをするなら朝と夜どちらがいいのか?

一見どちらでも良いと思うかもしれませんが、それぞれには異なる効果、メリット・デメリットが存在し、人それぞれ適した時間帯があります。

習慣化するためには、なんとなくウォーキングを始めるのではなく、「この時間帯にこれだけ歩く」といったように具体性を持たせるのが大事なので、是非参考にして下さい。

運動はいつ行ってもダイエット効果は変わらない

「朝のウォーキングと夜のウォーキングはどちらが痩せやすいのか?」

このような質問をよく見かけますが、
どうやら運動の時間帯によってダイエット効果が変わると思っている人は多いようです。

しかし結論から言うと、
運動量が同じなら時間帯によってダイエット効果が変わることは変わりません。

たとえば、1ヶ月間だけ朝にウォーキングを行い1Kg痩せたとして、
同じだけ夜に行った場合でも1Kg痩せるでしょう。

ダイエットにおける脂肪の増減カロリーの収支に左右されるため、
運動におけるダイエット効果は消費カロリーによって決まります。

そしてウォーキングの消費カロリーは運動量(歩く速さ・運動時間)体重に比例します。

つまり、「時間帯」が“消費カロリー”・“脂肪の増減”に影響することはないのです。

ただ厳密に言えば、
朝は血糖値が低いため“糖よりも脂肪の方がエネルギーとして使われやすい”と言えます。

これをもって「朝の運動の方がダイエットに効果的」と主張する人もいますが、
これは間違いです。

運動で糖が使われても脂肪が使われても、
消費カロリーが変わらなければダイエット効果も変わらないのです。

運動に使われた方が食事によって補われるため、
糖質よりも脂肪が使われたとしても、その分食事で脂肪が蓄えられます。

また、運動で糖質が消費されなければいずれは脂肪になりますからね。

ウォーキングにおいて糖が使われるか脂肪が使われるかは全く重要ではないということです。

これは「有酸素運動が20分以上じゃないと意味が無いというデマ」や
有酸素運動は心拍数が大事というデマ」と同様のことです。

ただ、ウォーキングを行う時間帯はダイエット効果以外にメリット・デメリットがあります。

これを考慮して自分はどの時間帯にウォーキングを行うのが良いのか判断しましょう。

朝のウォーキングのメリット・デメリット

朝のウォーキングのメリット・デメリットを挙げていきます。

【朝のメリット1】日中の活動の生産性UP

朝、日光を浴びることで体が覚醒し、
そのまま仕事や学業などの活動に移行することができます。

また、気持ちを前向きにしてくれたり、
活動のモチベーションを上げてくれる“セロトニン”という物質は、
有酸素運動を行ったり、日光を浴びることで活性化されます。

これらの理由のため、
朝ウォーキングなどの有酸素運動をすることは、
日中の活動を有意義にするためにも効果的なのです。

【朝のメリット2】生活が規則正しくなる

「朝ドタバタしてしまうから夜早く寝よう」
「規則正しい生活を送りたいから早寝早起きをしよう」

これらは意識するだけでできるものではありません。

しかし、朝のウォーキングのために早寝早起きが強いられると自然と生活が改善されるものです。

朝にウォーキングを行うことは生活改善のきっかけとなり、
副産物的に健康的な生活に繋がることがあります。

【朝のメリット3】習慣化しやすい

運動を習慣化するためには、
決まった時間帯に決まった時間の確保をするというのが大事です。

しかし働いていると夜の生活は不規則になりやすく決まった時間の確保が困難ですし、
学生の場合でも夜は娯楽に費やしてしまいがちです。

その点朝は出勤時間は変わらず娯楽も少ないため、
決まった時間の確保が容易なので習慣化しやすいといえます。

また、朝は仕事や学校などの次の活動までの時間に制限があるため、
ダラダラとしたり色々考えたりせずにウォーキングを実行することができます。

【朝のデメリット1】パフォーマンスの低下

朝は起きたばかりなので筋肉が硬直していたり、体温が低いことなどから、
体が重く感じたり、思うように体が動かなかったりします。

夜行うよりも怠さやきつさを感じやすいでしょう。

【朝のデメリット2】事故のリスクがUP

まだ十分に頭が目覚めていないことや血糖値が低いことなどから、
“ぼーっ”としやすいため、注意が散漫になりやすいです。

また、体が目覚めていないことと相まって、
事故の可能性は高くなるので、より周りに注意を配る必要があります。

朝ウォーキングをする場合は、
十分なストレッチをしたり、水分補給や飴やジュースなどで糖分を補給しましょう。

【朝のデメリット3】早寝早起きが必須

朝のウォーキングには、
『生活が規則正しくなる』というメリットの反面、
『早寝早起きの苦痛』というデメリットが存在します。

慣れれば苦痛に感じることはありませんが、
深夜のテレビが大好き、深夜じゃないとできない趣味などがある場合、
ある程度の精神的な苦痛を伴います。

まぁ、遅くまで起きていても、
大体が寝る間際に後悔することになるんでしょうけどね。

夜のウォーキングのメリット・デメリット

では、次に夜のウォーキングのメリット・デメリットを挙げていきます。

【夜のメリット1】睡眠の質向UP

睡眠の数時間前にウォーキングをすると、
すぐに睡眠につくことができ、熟睡することができます。

これについては体感でも分かりやすいくらい効果があるのではないでしょうか。

ウォーキングは自律神経を調整するのに適度の運動で、
体温を程よく上げてくれます。

活動時と休息時の体温の差が眠気や睡眠の質に関わってくるのです。

【夜のメリット2】一日のストレスをリセット

前述しましたが、ウォーキングなどのリズム運動は、
気持ちを前向きにしてくれたり、ストレス解消したり、
精神的に良い効果を与えてくれる“セロトニン”を活性化します。

そのため、仕事や学校、人付き合いなどで嫌なことがあった場合、
その気持ちを次の日にまで持ち越さずにリセットするのに、夜のウォーキングは最適です。

【夜のメリット3】生活を変えなくても良い

>どうしても朝に時間が取れない、早寝早起きができない場合、
夜にウォーキングをすれば生活習慣を変える必要がありません。

【夜のデメリット1】暗さによる事故のリスクUP

場所や時間帯、季節にもよりますが、
夜は暗いため自転車が見えにくかったり車から視認されにくかったりするめ事故のリスクが向上します。

明るい場所を歩いたり蛍光色のウェアやグッズを身につけるなどの工夫をしましょう。

【夜のデメリット2】毎日の決まった時間の確保が困難

これまで述べてきましたが、
夜は残業や飲み会、娯楽などにより決まった時間を毎日確保するのが困難です。

そのため段々ウォーキングが面倒になってきたりして習慣化に失敗することがあります。

あなたにあった時間帯は朝or夜?

では、結局朝と夜どちらの方がウォーキングをするのに効果的なのか、
私の主観を交えて、人それぞれに合った時間帯を述べます。

■以下に当てはまるものがある場合は『朝』がおすすめ!

  • 休日にダラダラしてしまう
  • 仕事や学校でやる気が出ない、眠くなる
  • ウォーキングが習慣化できない
  • 時間を有効に使いたい

朝

■以下に当てはまるものがある場合は『夜』がおすすめ!

  • 寝つきが悪い
  • 朝に時間を取れない理由がある
  • ストレスが溜まりやすい

夜

ウォーキングの距離を測定する方法

ウォーキングの朝と夜のメリット・デメリットや、
人それぞれにあった時間帯について説明していきました。

運動はその時の気分によってやる気が出たり出なかったりするので、
時間帯が不規則になりがちです。

何となくウォーキングをはじめるのではなく、
朝やるのか、夜やるのかをきちんと決めることも大事なのです。

また、実際にウォーキングをする際は、何となく歩くのではなく、
きちんと『距離』『消費カロリー』を測定して目標を定めることも重要です。

次にウォーキンで歩いた距離や消費カロリーを測定する方法について説明していきます。

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著者プロフィール
テク

テク

元ボクサー/ダイエットアドバイザー
試合の度に2週間で6Kgの減量をしていた元ボクサー。 元来の『食べることは好きだけど面倒な運動は嫌い』という性格がたたり、引退後は10Kg以上増量。 正しいダイエットの知識を身に着けた今では、毎日好きなものを食べて体脂肪率10%台前半を維持。 Twitter(@yasetech)ではダイエットに役立つ情報を配信中。
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