運動

ヨガには健康になるための効果が14個もあった!

ヨガ(ホットヨガ)の14の効果~自律神経云々の詳しいお話なども~

ヨガの効果をまとめました。

前回はヨガの体重減少を目的としたダイエット効果は、あまり期待できないということを述べました。

今回はその他の健康・美容効果について詳しく説明していきますので、ヨガを始める際などには是非参考にして下さい。

前回のおさらい(ヨガは痩せない)

まず本題に入る前に、軽く前回のおさらいをします。

前回の記事はこちら

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ヨガの種類ごとの消費カロリー|ヨガで痩せるのが非常に難しい理由 ヨガ・ホットヨガ・ピラティスなどは、特に女性にとっては人気のエクササイズです。 柔軟性を手に入れることができ、健康や美容目的でされ...

既に前回の記事を読まれた方は、
『ヨガ特有の効果』からお読みください。

一般的にヨガは、

  • カロリー消費
  • 基礎代謝の向上

という2点においてダイエット効果があるという文言が使われることがしばしばあります。

しかしそれは誇張表現であり、
消費カロリーは他の有酸素運動に比べて著しく低く、
基礎代謝の向上もそれほど期待できるほどではないのです。

詳しい説明は前回の記事を読んでください。

これだけを見るとヨガに対して否定的に感じてしまうかもしれませんが、
ヨガには他の有酸素運動にない特有の効果があります。

では、今回の本題であるヨガ特有の効果についてお話していきます。

ヨガ特有の効果とは?

さっそくですが、
ヨガ特有の効果とは主に以下のものが挙げられます。

 

■体の歪み、姿勢の矯正
 ⇒スタイルが良く見える
 ⇒血行が良くなる
 ⇒顔のたるみ予防

■柔軟性のUP
 ⇒怪我の予防
 ⇒血行が良くなる
 ⇒肩こり、腰痛の改善

■血行が良くなる
 ⇒疲労回復
 ⇒冷え性改善
 ⇒肩こり、腰痛改善

■正しい呼吸法の習得
 ⇒集中力UP
 ⇒自律神経の調整

■自律神経の調整
■慢性的な腰痛の緩和
■バランス感覚の向上

これらのことを詳しく解説していきます。

体の歪み、姿勢の矯正

体の歪み、姿勢の矯正

ヨガにより骨盤・体の歪みを直すことで、
猫背を改善したり姿勢を矯正することができます。

姿勢を正しくすることで副次的に、以下のことが見込めます。

  • スタイルが良く見える
  • 血行が良くなる
     ⇒姿勢が悪いと脊髄神経が圧迫されるため血行が悪くなります
  • 顔のたるみ予防
     ⇒顔の表情筋に関わる僧帽筋(そうぼうきん)という筋肉が背中から後頭部にかけてあります。
      猫背によってこの僧帽筋が衰え、たるみの原因となてしまうのです。

柔軟性UP

柔軟性UP

ヨガで柔軟性がUPすることは説明不要だと思いますので、
柔軟性がUPすることでどんなメリットがあるのかを説明しましょう。

主に以下のものが挙げられます。

  • 怪我の予防(特に運動時)
  • 血行が良くなる
     ⇒筋肉がポンプの役割を果たしているので、柔軟性に伴い血行は良くなります
  • 肩こり、腰痛の改善
     ⇒筋肉の柔軟性がUPすると関節の負担が減り、肩こり腰痛が改善されます

血行が良くなる

血行が良くなる
上記の姿勢の矯正・柔軟性UPにより血行が良くなります。

血行が良くなることで、

  • 疲労回復
  • 冷え性改善
  • 肩こり、腰痛改善

などに効果があります。

正しい呼吸法の習得

正しい呼吸法の習得

ヨガで深い呼吸を身につけることで以下の効果があります。

  • 集中力UP
     ⇒酸素を多く取り込み多く脳に供給することで集中力が上がります
  • 自律神経の調整
     ⇒一般的な深呼吸によるリラックスです。自律神経については後述します

自律神経の調整

自律神経は“交感神経”“副交感神経”の二つから成ります。

交感神経:興奮状態に時に働く
副交感神経:リラックス状態の時に働く

このように二つは相反するものであり、
この二つのバランスによって私たちの健康は維持されています。
バランス
普段ストレスが溜まったりすることで交感神経が優位になる傾向にありますが、
基本的に私たちは自分の意思でこれらを調整することが困難なのです。

しかしほぼ例外的にそれを可能にするのが“呼吸”です。
深く呼吸をすることで副交感神経を活発にし、自律神経を調整します。

そして自律神経の乱れによる以下の症状を防ぐことにつながります。

  • 便秘
  • 下痢
  • 疲れ
  • めまい
  • 立ちくらみ
  • 不眠
  • 息切れ
  • 食欲不振
  • うつ病
    etc・・・

慢性的な腰痛の緩和

慢性的な腰痛の緩和

突発的な腰痛ではなく慢性的な腰痛の場合であり、対処療法が痛み止めくらいしかない時は、
安静にしているよりもヨガをする方が腰痛を緩和できます。

これはイギリスで行われた313人の腰痛患者を対象にした臨床実験の結果で示されています。

参考文献:Yoga for Chronic Low Back Pain: A Randomized TrialFREE

また、上述しましたが、
柔軟性UPや血行が良くなることで腰痛が改善することもヨガの腰痛の緩和に関係します。

バランス感覚の向上

バランス感覚の向上

ヨガは静的なエクササイズで細かい重心の調整を要すので、
自然とバランス感覚が強化されます。

これに関してはあんまり需要がないかもしれませんが、
日常生活において怪我が減ります。

こけにくくなります(笑)

まとめ

以上がヨガの特有の効果でした。

副次的な効果が副次的な効果につながり・・・
という具合にごちゃごちゃしてしまったのでまとめます。

■ヨガの特有の14の効果まとめ

  • 体の歪み、姿勢の矯正
  • スタイルが良く見える
  • 血行が良くなる
  • 顔のたるみ予防
  • 柔軟性のUP
  • 怪我の予防
  • 肩こりの改善
  • 腰痛の改善
  • 疲労回復
  • 冷え性改善
  • 正しい呼吸法の習得
  • 集中力UP
  • 自律神経の乱れに伴う諸症状の予防
  • バランス感覚の向上

あとがき

ヨガは体重減少目的のダイエットとして用いるのには適していないのですが、
健康や美容に大きな恩恵をもたらしてくれます。

運動にはそれぞれ目的に合ったものが存在するので、
何をするかはちゃんと目的を明確にしてそれに合ったものをすることをおすすめします。

もしも主目的が痩せることだったらこちらの記事を参考にして下さい。

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著者プロフィール
テク

テク

元ボクサー/ダイエットアドバイザー
試合の度に2週間で6Kgの減量をしていた元ボクサー。 元来の『食べることは好きだけど面倒な運動は嫌い』という性格がたたり、引退後は10Kg以上増量。 正しいダイエットの知識を身に着けた今では、毎日好きなものを食べて体脂肪率10%台前半を維持。 Twitter(@yasetech)ではダイエットに役立つ情報を配信中。
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